【USMシーズン8使用構築】コケコカバ始動2way積み展開【最高/最終1911】
お久しぶりですこんにちは。
シーズン8、お疲れ様でした。
例のごとく前語りです。
今期はとても苦しいシーズンで、終盤まで全く結果が出ず何度も撤退を考えました。
しかし前期の結果のみの一発屋で終わりたくないことを自ら証明したく、諦めずに潜り続けた結果、最終日の深夜2時過ぎにしてようやく今季初1900に到達しました。
最終日のtwiiterを見ると20,21報告で溢れ返っていましたが、SM時代には一度も到達できなかった1900台に2期連続で乗れたことは、個人的には嬉しい結果です。
客観的に見ると大した結果でもないので前期以上に自己満足の構築記事になりますが、どうぞ読んでいただけると幸いです。
以下常体となります。
●構築経緯
シーズン序盤は前期の構築を流用していたが、初手のスカーフゲッコウガによる奇襲が上手く機能しなくなったこと、どうしても受けまわしの構築が崩せなくなり解体することに。
そこからは前期で環境を席巻したカバマンダガルドの並びを参考に色々なパターンを試したが、どれもしっくりこなかった。
原因として、
・カバルドン展開に対するメタの増加(個人的に下手)
・基本選出が組めず、相手の選出に依存した選出をしてしまい後手に回ってしまう
・相手の積み展開に対する切り返しが出来ない
こうした点が上がった。
そこで構築のスタンスをガラッと変更することに。潜っているとカバマンダガルドの並びは環境の中心にあり、最も警戒される並びであると感じた。
これらを意識させつつ、ミラーに対して不利を取ることなく、相手の意識の裏をつける構築を自分なりに考えた結果、壁貼りのカプ・コケコによる展開という結論に至った。
また、カプ・コケコとカバルドンの同時選出がアンチシナジーだと感じていたため、二通りの展開筋に綺麗に分け、同時に出さないことでそれぞれの強みを活かしたいとも考えた。
そこで従来のカバルドン展開に加えて、カプ・コケコからの壁展開という二通りの展開筋を用意した。見た目はサイクル構築に見せつつ、カバルドン展開を相手に意識させながらカプ・コケコによる壁展開を通していくことをコンセプトとした。
また、前期に使用していた構築における「初手要員+メガ+Z」という役割を分け、それぞれ相手のパーティに応じて選出する方法が最も使いやすく、パワーが出ると感じていたので、今期はその役割を「展開要員+メガ+Z」として基本選出を組んだ。
ここまでで展開要員のカプ・コケコ、カバルドン、メガ枠のボーマンダ、Z枠の鋼Zギルガルドまでが確定した。
残りのメガ枠、Z枠について、前期でも課題であった受け回し構築に対する強いコマ、上記4体で重いポケモン(ミミッキュ、バンギラス、ポリゴン2、マンムーなど)を考慮して挑発持ちのメガギャラドス、ノーマルZウルガモスを採用した。
●個別紹介
ボーマンダ@ボーマンダナイト 意地っ張り 威嚇→スカイスキン
実数値
メガ前:197-179-101-×-107-143
メガ後:197-190-151-×-117-163
努力値:212-60-4-×-52-180
前期と同じ個体のため、調整意図は割愛。
恩返し/身代わり/竜の舞/羽休め
メガ枠その1。
前期と同じ個体を採用。壁下においては一致氷技であってもほとんど一発は耐えることが出来、物理方面は威嚇なしてもほとんどの攻撃を身代わりが耐えるようになる。
壁さえ貼れていれば確実に一回は舞えるため、撃ち合いにおいてはかなりの強さを発揮したが、やはり受け回しを崩しきれかったのが反省点。
この技構成のボーマンダがスタンダードになりつつあるため、ヒードランやメタグロス、バンギラスがホイホイ後出しされる。
地震が欲しい場面が何度もあったが、ヒードランは吠える持ちでなければ壁下で強引に押し切れると踏んで採用は見送った。後述のギャラドスがこれらに強いということもあるが、カプ・ブルルを絡めたサイクルがギャラドスでは崩せないので非常に苦労した。
実数値
メガ前:171-177-99-×-120-146
メガ後:171-207-129-×-150-146
AS振り切り、余りH
滝登り/地震/挑発/竜の舞
メガ枠その2。
ボーマンダで厳しいメタグロス、バンギラス、ポリゴン2、テッカグヤあたりに強く出られ、相性が良い積み技もちとして採用。
このポケモンも壁下においては撃ち合い性能が格段に向上し、弱点技を耐えて強引に舞うことが可能。
受けループや相手のカバルドン対策に挑発を採用。対受けループではほぼグライオンが初手に出されるため、後述のカプ・コケコを挑発→リフレクターで切り、このポケモンを展開することでほぼ勝てた。
挑発採用により2ウエポンとなるが、氷の牙より範囲が取れる地震を採用。あまりすべきではないが、壁下ではカプ・レヒレやスイクンなどの高耐久水も強引に押し切ることも出来る。
反面ボーマンダに大きく隙をみせるため、なるべく対面させないようにしていた。
カバルドン@フィラの実 腕白 砂起こし
実数値:212-132-171-×-110-67
努力値:228-0-140-×-140-0
・H-4n調整(呪いダメージ3回で木の実発動)
・HB-A143ミミッキュの+2ミミッキュZ確定耐えで木の実発動
・HD-C211メガリザードンYの晴れ下大文字確定耐え、C179アーゴヨンのドラゴンZ確定耐え、ともに木の実発動
展開要員その1。
前期とは違う持ち物、配分で採用。前期最も結果を残したカバマンダガルドの構築記事の調整をそのまま使わせていただいた。ほぼ選出しない
ループにはめられれば強いが、やはり認知がかなり進んでおり、半減実一点読みの行動(普通の技で削り→Zで木の実圏外からワンパン)をされたり、浮いている挑発持ち一匹で腐ること、特に今期増えた印象のあるグライオンに大きく隙を見せることからほぼ見せポケと化していた。出したときにはなにかしら仕事してくれた。
対策を怠ると非常に厄介なため選出誘導能力は高く、相手のパーティにカプ・レヒレやゲッコウガがいた場合、ほぼ先発で出されるため、そこにカプ・コケコをあわせてアドを取っていた。
カプ・コケコ@光の粘土 臆病 エレキメイカー
実数値:145-×-106-147-95-200
努力値:0-×-4-252-0-252
CS振り切り、余りH
リフレクター/光の壁/挑発/放電
展開要員その2にしてこのパーティの肝。選出率ダントツのトップ。
前期のカバマンダガルドにおいて主流であったリフレクター持ちの耐久振りからヒントを得て、壁展開に特化したサポート型として採用。
このポケモンが壁展開要因として他のポケモンと大きく差別化できる点は、
・S130という高い素早さから展開でき、かつ挑発を持てる
・エレキフィールドによる催眠無効
・特性発動順によるS関係の把握
・一般的な型とは大きく異なるため、相手の想定外の行動によるアド稼ぎ(PGL最終更新データにおける光の粘土の採用率は7.0%)
など、相手の展開を阻害しつつこちらの展開を進められる点や、不意のスカーフ持ちに出落ちさせられても情報アドを確実に得られる点が他にない強みだと感じた。
技構成は2壁までは確定であとの2枠はかなり悩み、いろいろ試したが、相手の積み展開やステロ展開に刺せる挑発と、麻痺を狙いつつ後続の圏内に入れる放電を採用した。
自然の怒りやボルトチェンジ、毒々などがが欲しい場面もかなりあった。
壁を張れば基本一撃は耐えるので、2壁貼るか、挑発で裏の起点にするか、放電で削るか判断し、相手に倒してもらうのが理想。そのため耐久調整はせずCSに振り切っている(別の個体なかっただけ)
この技構成だと相手の電気無効枠に対して何も出来ないため、特にランドロスと対面した際にどうこちらが展開していくかは考える必要がある。そのため、なるべく技は全て見せないように立ち回った。
技構成や調整も含め、まだまだ開拓の余地があると思う。
ギルガルド@鋼Z 意地っ張り バトルスイッチ
実数値:159-222-71-×-72-87(ブレードフォルム)
努力値:188-252-4-×-12-52
前期と同じ個体のため調整意図は割愛
アイアンヘッド/影打ち/剣の舞/キングシールド
Z枠その1。
前期から続投の鋼Zギルガルド。剣舞後の火力は何度使っても癖になる。今期は聖なる剣を切ってキングシールドを採用。壁下に置くことでブレードフォルムで耐えられる技がかなり増えることやZ透かしにも使えて便利だった。聖なる剣が欲しい場面は鈍いカビゴンと対面したときぐらいであったのでこれでよかったと思う。(今期はイーブイバトンは一度も遭遇しなかった)
積みポケモンたちが軒並み岩石封じに弱いので、岩封読みに繰り出して舞ったりZで負担をかけていくことが多かった。ウツロカグヤはこいつ1匹で壊滅できる。
余談だが、メガバンギラスとブレードフォルムで対面したときの択の正解が分からず、択負けしっぱなしであった。
(ブレード化では噛み砕くでも耐えるので、キンシ安定だと思ったらめちゃくちゃ舞ってくる)
ウルガモス@ノーマルZ 控えめ 炎の体
実数値:161-×-85-205-125-152
CS振り切り、余りH
火炎放射/ギガドレイン/破壊光線/蝶の舞
Z枠その2。
ここまで積みアタッカーが全て物理であるため、特殊の積みアタッカーであり、ポリゴン2を起点に出来て鋼ポケモンを潰せるという構築の補完にぴったりはまったポケモン。
twitterでフォロワーさんに教えていただいて採用してみたがめちゃくちゃ強かった。紛れもなくこの構築のエースポケモン。
壁下から主に特殊ポケモンを起点にする。構築上初手にカプ・テテフを呼びやすかったが、壁下ならPF補正有りの眼鏡サイキネすら起点にできる。そのため弱点を突かれなければ、環境にいるほぼ全ての特殊アタッカーを起点にできる。
めざ氷個体の孵化が面倒でノーマルZで採用したがこれがほぼ警戒されなかった。ウルガモスをギャラドス、リザードン、ボーマンダで見てくる相手を何度も分からせた。
ボーマンダはたまに耐えてくるから化け物。
技構成は蝶の舞とZ媒体の破壊光線、メインウエポンは命中安定の放射、サブはステロダメを回復できて水タイプに刺せるギガドレインを採用した。この技構成で困ることはほぼなかった。
ただし舞わないと火力が全然足りないので、先にこちらから展開することがなにより大事。
岩技に極端に弱く、特に岩石封じとステルスロックがつらいのでそこのケアは慎重に行う必要がある。あとヒードランには何も出来ない。
走るウルガモス最強!
●選出とプレイング
「展開要員+メガ+Z」が基本。展開要員はコケコが9割、メガは臨機応変に、Z枠は7割ガモスという感じ。
カプ・コケコ+ギャラドス+ウルガモスという選出パターンが一番多かった。
基本的に相手の構築や選出を見て壁を張りつつサイクルを回し、上手く積むタイミングを見つけて積んで殴っていく。
壁下とはいえ繰り出せる回数は限られているので、どのタイミングで繰り出すかは慎重に判断していた。特に岩石封じのタイミングに合わせてしまうとギャラドスやウルガモスは厳しくなるので気をつけた。
また安易にコケコを切ると裏のミミッキュに対して数的不利を取りつつ切り替えされてしまうので、クッションとして使える場合は残すことも考える。
また壁下で、本来は受けきれない技を受けつつ、積んで切り返すことが多かったため、どうしても被弾回数が増え、追加効果や急所を引いて負けることが多々あった。
特に急所は受け切れるはずの攻撃が受けきれなくなるため、ゲームプランが即座に崩壊した。
●重たい相手
ゲッコウガ→今期になって更に数を増やしたポケモン。岩石封じ持ちがかなりきつい。先に身代わり貼られるとZを受けきれない。初手スカーフでコケコが何も出来ずに倒されてしまう。
ミミッキュ→最強のストッパーポケモン。ABだとギャラドスも止められてしまう。
ランドロス→最もメジャーな岩石封じ持ち。相手によってプレイングが変わる為安定行動がない。(壁枯らしに封じ連打、交換読み蜻蛉、封じ何回か打ってから地震など)
スイクン→耐久水は全般しんどいが、カプ・レヒレやアシレーヌと違って熱湯、ミラーコート、凍える風、身代わり、吠えるなど厄介な技ばかり持つ上に、鋼技が半減されるのがかなりきつい。一番重いポケモン。
ヒードラン→面倒くさい。風船持ちステロ吠える、毒持ちが厄介。ギャラドスに交換読みで毒入れられるとそのまま負ける。ナットレイやカプ・ブルルと並んでいる場合はボーマンダを出すしかないので更にきつい。
アーゴヨン→悪巧みされてBBされると止まらない。初手でコケコと対面したときはほぼ積んでくるので挑発を打つが、普通にヘドヴェ打たれるとそのまま3タテされることも。
個人的にレヒレよりスイクンのほうが100倍くらい強いと思う。
●あとがき(以下敬体)
今期はとにかく苦しみました(二回目)。ほぼ1600~1700帯を彷徨い、1500帯に落ち込んだこともありましたが、最終日にぎりぎり最低ラインで自分が納得できる数字まで持ってこれたので良かったです。
記事を書いてみて改めて思いましたが、KPトップ3のポケモンが重たい上に、まだまだ書ききれないほど重いポケモンも多く、また壁貼って殴るだけの単調すぎるコンセプトであるなど、構築としての完成度はかなり低いと思います。
とにかく急所被弾がつらかったです。それだけが負け筋の場面でピンポイントで引いて負けた試合もかなり多かったと記憶しています。
しかし、単調だからこそ動かし方が明瞭で、シンプルにハマればイージーウィンできることや、積んで相手を上から圧倒するのは1番好きなポケモンバトルの形でもあるので、使っていて楽しかったです。
特に壁貼りカプ・コケコと、壁下におけるウルガモスの抜き性能の高さは使っていてポテンシャルの高さを感じたため、今後の参考にしていきたいと思います。
もっと早く1900帯に到達できれば2000チャレや最高レート更新にも挑みたかったですが、最終日は運が上振れしていた(滝登り怯み引きまくった)ことや、構築の完成度を見ても、限界点だったように感じます。
前回出させていただいたホズラッシュという仲間大会の出場資格がシーズン8のレート1900以上であったので、ここを達成できたことが何より嬉しいです。
前回は不甲斐ない成績であったので、今回はリベンジできればと思っています。
最高/最終レート1911
TN:でん
(レート詐称はダメゼッタイ)
長くなりましたが読んでいただきありがとうございました!
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@denden_poke