プリコネ初心者指南書
始めて約4ヶ月、漸く脱初心者出来たかなというところなので備忘録も兼ねて。
※このゲームは特に人によって考え方が異なります。あくまで一個人の意見として参考程度にしてください。いろんな情報を調べて取捨選択するのがおすすめ。
1.ゲームの特徴
このゲーム、無(微)課金者に特におすすめできる。
主たる理由は、他のソシャゲに比べてガチャの比重が非常に小さいこと。
初期レアリティにに関わらず、育成することで全てのキャラを最高レアリティである星5(一部星6)にすることができる。
星1や2のキャラでもコツコツ育てることで第一線級で活躍出来るため、入手難易度が低くて強いキャラが沢山いる。
また、フェス限定と言われるバランスブレイカーの強キャラが今の新規はリセマラで引くことが可能。季節限定キャラも一年後には必ず復刻されるので待てば入手が可能。
反面育成には非常に時間がかかるため、とにかく先に述べた通り毎日コツコツやるのが大事。
2.リセマラ
非常に重要。特にフェス限定キャラは不定期(約3〜4ヶ月に一度)開催のプリンセスフェスでしか入手が出来ない上に他のキャラとは一線を画すパワーを持っているため、これらのキャラは確実に引いておきたい。
SSS ネネカ
----------------超えられない壁----------------
S ムイミマコト
----------------高き壁-----------------------
A クリスティーナ
B ジュンアンキョウカトモ
C アオイ(編入生)ミミ(ハロウィン)クロエルナカヤ
*別枠として星2キャラからミヤコ、クウカが引けているとなお良し。
SSS 必要不可欠。引けるまでリセマラ推奨
S SSSと同等の必須度だが代用が不可能ではない。合わせて引けるとベスト
A フェス限定
B 恒常の中でも特に優秀かつゲーム内入手が困難
C 現状ガチャでしか入手不可能
上位勢のみ解説。
ネネカ
→必須。総合力で現状このゲーム最強のキャラ。あらゆるコンテンツで活躍する上にアタッカーとサポートの性能を非常に高い次元で両立しているため代用が不可。絶対に引けるまでリセマラすることを勧める。
ムイミ
→ネネカが登場するまでトップに君臨していたキャラ。最初は魔法パが組みづらいため物理に寄せることになるが、その中でエース級のアタッカーとして活躍する。特にクエストで重宝する。
ネネカと合わせて引いておきたい。
マコト
→昔からリセマラ必須と言われるキャラ。このゲームのダメージ計算が極端にバフ<デバフとなっており、高い防御デバフを撒きながら自身もダメージが出せるためボスバトルで必須のキャラ。
上2人と違い恒常キャラのため、通常のガチャでも出現するが狙って引くのは困難な上に、ゲーム内入手は非常に時間がかかるため是非ともリセマラで引いておきたい。
*別枠として、星2キャラのミヤコとクウカを合わせて引けるとベスト。詳細は後述。
目指すラインとして
SSS+Sコンプ→他の入手キャラに関わらず即終了
妥協ライン→SSS+S1人、A〜Cから数人
SSSとSの間、SとA以下の間にかなり大きな壁があるのでとにかく上3人を優先すること。
序盤のクエストはネネカ、ムイミ、マコトがいれば大体何とかなる。
3.ゲームの進め方
ノーマルクエストを行けるところまで進める
→クリアランクが星1〜3まであるが気にせずとにかくクリアできたら先に進む。
ノーマルクエストを進めることで徐々にコンテンツが解放されていくため、まずは全コンテンツの解放が最優先。詰まったら育成に舵を切る。
ハードクエストを行けるところまで進める
→キャラの解放や星上げに必要なメモリーピース(以下メモピ)が入手できる、難易度高めのクエスト。こちらもノーマルクエストを進めることで順次解放される。
このメモピは非常に重要なアイテムであり、ハードでは1日に入手出来る数が1クエスト最大3個(石消費で6)と少ない割に求められる数が膨大なため、ここの進め方を間違えると取り返しがつかない。
序盤の優先キャラは後述。
ミッションをクリアする
→デイリーミッション。簡単なものばかりなので毎日こなす。
4.パーティの組み方
タンク(壁役)+アタッカー+サポート
タンク
→最前衛に立って敵の攻撃を受けてくれるキャラ。数が少ない上にガチャ産のキャラが殆どの為不足しがち。
おすすめ
星3
・ジュン
→タンクで最もおすすめ。多少柔らかいがUBの吸収バリア、スキルの回復と物防デバフが優秀。ガチャで引けていれば最優先で育成。
・ノゾミ
→ジュンの次に初心者にはおすすめ。物理魔法両方にそこそこ耐性があり、UBの挑発で敵の攻撃を全て吸ってくれる。可愛い。
星2
・ミヤコ
→おすすめその3。通称プリン。スキルで一定時間無敵状態になれたり回避ステが異常に高く、敵の攻撃を避けまくる。対物理専用。
ただ初期レアリティが星2な為、序盤は脆さも目立つ。
・クウカ
→大器晩成型だが育ちきれば現環境ではトップのタンク。対魔法専用。
後述するがノゾミをガチャで引けなかった場合に、序盤からクウカを最優先で育成するルートを取った方が良い場合がある。
星1
・ペコリーヌ
→このゲームのメインヒロインにして初期所持のキャラ。デフォが星1のため序盤は非常に脆いが、星6まで育成出来るとトップクラスの強さになる。
先を見据えるのであればコツコツ育成しておくことを勧める。
アタッカー
→数が多すぎる為、詳細は割愛する。
ただ編成の組み方として、基本的に物理か魔法どちらかに寄せた方が良い。但しクエストに至ってはネネカとムイミは両採用して良い。というかその2人だけで全クリア可能。
サポート
→ヒーラーやTP加速、(デ)バッファーなど様々。クエストはヒーラーが必要な場面が多いので最低でも1人は育成しておきたい。
おすすめ
星3
・マホ
→ガチャで引けていれば序盤特におすすめ。UBはしょっぱいが耐久が高く、スキルで暗闇と回復を行える為安定感が増す。
・シズル
→序盤おすすめその2。マホと同じく回復スキルを持ち、UBで物理無効バリアを貼れる。また物理に硬く、主に後衛アタッカーで編成される魔法パでは擬似的にタンク役もこなせる器用なキャラ。
星2
・ミサト
→入手難易度と育成のしやすさから考えて、個人的に最もおすすめできる。UBで全体回復をこなしつつ、スキルで先頭のタンクを毎秒回復出来るため非常に優秀。専用装備が付くと魔攻バフも出来る万能キャラ。ネネカとの相性が抜群。
星1
・ユカリ
→個人的におすすめその2。専用装備が前提となるが、装備できれば星3程度でも十分に活躍可能。スキルでTP回復と単体回復を持ち、UBで魔法無効バリアを貼れるので、敵に魔法攻撃キャラが増える中盤以降非常に頼りになる。
・ユイ
→初期所持のキャラ。UBで全体回復出来るが星上げがユカリ、ミサトに比べて時間がかかる上に性能面でもやや劣るので、この3人の中だと優先度は低め。但し必要な場面が必ずあるので、地道に育成しておきたい。
4.メモピについて
先に述べたように、このアイテムをどう集めていくかが戦力に直結するため、ゲームの進め方としては最重要といっても過言ではない。
入手方法は通常プレイだと
①ハードクエスト
②コインで交換
の2つ。
①ハードクエスト
最序盤(7-3まで)
→ペコリーヌ、コッコロ、エリコのみでOK。余裕があればユイとシノブも回る。特にコッコロは完成が非常に遠いが、星6になると最強レベルかつ万能なサポーターになるため最初からコツコツと集めておきたい。3ヶ月くらいあればたぶんいける。
②コイン
各種コインの入手難易度
ダンジョン<アリーナ<Pアリーナ<クラン
ダンジョンコイン
→非常に優秀なキャラが多く、最も意見が割れる。ここはかなり難しいので色んな意見を見て選んでほしい。
個人的には分岐があると思っていて、
・ノゾミ所持→ノゾミ星5、ユカリ星3専用、ミサト星3専用、クウカ星5専用
・ノゾミ未所持→クウカ星4専用、ユカリ星3専用、クウカ星5、ミサト星3専用
一応ガチャで引けなくても星3キャラはメモピ145個と交換で入手可能。
しかしノゾミに145のメモピを投資するのは先を見据えた場合に遠回りと言わざるを得ないので、引けた場合のみ育成して、引けなかったならいないものとして他のキャラの育成に回った方が効率が良い。
特に同じタンクとしてはクウカが必須になってくるのでこちらを優先する。
アリーナ
→一応分岐あり。
・リノ所持→リノ星6
・リノ未所持→タマキ星3、(ナナカ)、あとはお好み
リノの星6がぶっ壊れなので持っているなら一直線で良い。他のキャラはナナカ、タマキが一応使えるがダンジョンに比べると優先度はガクッと落ちる。
Pアリーナ
→取り敢えずミヤコ星5専用まで。
クラン
→マコトだけ。必ずクランに入ろう。
5.まとめ
取り敢えずネネカマコトムイミ引けてればなんとかなる。
あとはえるるぅさんっていう動画配信者が素晴らしく分かりやすい動画を上げてくださっているので、YouTubeで「えるるぅ初心者」とかで検索して動画見た方が早いです。
【INC February使用構築】疾風怒濤ルナオーガ【最高/最終17××】
久しぶりの構築記事になります。
今回はムーンシリーズのWCSレートおよびINC Februaryにおいて使用した構築について書きました。
予選抜けは到底無理なラインで終わりましたが、1つの目標であったレート1700超えを
達成したため、記念に残します。
以下常体です。
【使用構築】
【構築経緯】
サンシリーズからの大きな変更点としてZ技の解禁があるが、メガ無しでは大きく環境は変わらないと考えた。
サンシリーズから続くこのルールにおける構築のアーキタイプとして、以下のような形がある。
・伝説枠(、、のうち最低1匹はいないとパワーが出ない)
・S操作枠
・威嚇枠(≒)
・草枠(対策)
・自由枠
これらを満たしつつ、伝説枠で挙げた3匹に隙を見せないようなPTならばある程度は勝てると踏んだ。
これを元に、このルールで最も強く扱いやすいを軸とした。
Zはほぼ100%選出する伝説枠に持たせることで腐らないと考え、との相性が良く、追い風を使えてZ技の性能が高いを採用した。
一般枠として外す理由のない、相手の、に強めなアタッカーとしてを採用し、この4匹は固定した。
残りの2匹は試行錯誤したが、重めな対策、相手にペースを握らせない駒として挑発持ちの、全体的に通りの良い水、電気、妖に対して広く誤魔化しが効くを採用した。
構築名の由来は追い風から展開して相手を上から制圧するため。
【コンセプト】
・追い風から、を通す
・相手の展開を読み、上手く阻害する
サンルールに引き続いて間違いなく最強のポケモン。高い体力で上から潮吹きを打てるように周りで盤面を整える。
Zはルナアーラに渡しており、技ロックが窮屈だったため神秘の雫を持たせた。
カイオーガの持ち物は大半が拘り系であり、守るは警戒されづらいため刺さることが多かった。
根源の波動を打つくらいなら潮吹きで事足りるため、ミラー意識で雷採用。
カイオーガと相性の良い伝説枠。かつ追い風枠として
・特性ファントムガードによる行動保証
・通りが良く圧力のあるZ技を打てる
・猫騙し無効
この3点が非常に優秀だと感じた。伝説枠と追い風枠を同時に担えるためPTの枠を圧縮できる。サポート性能とアタッカー性能を高いレベルで両立できるのが本当に強い。
カイオーガ、グラードン対面で安定択となるので優先度は守る<ワイドガード。特にカイオーガに対して痛烈に刺さる場面が多かった。
一応テテフとの相性も考えサブウェポンにサイコショックを採用しているが、イベルタルが非常に重いのと、モロバレルはウタン持ちが大半だったのでここは検討枠。
ムーンフォースか守るでも良いと思う。
現環境のスタンパにおいては採用しないことに理由付けが必要なポケモン。
カイオーガが苦手とする草に圧力をかけ、ルナアーラが苦手とする悪に対して威嚇を入れ牽制できるため相性補完も良い。
メインウェポンのフレアドライブ、猫騙し、盤面を有利に操作する蜻蛉返りまでを確定とし、ラストは試行錯誤したが、ゼルネアスに一発入れることで対面からの処理ルートを増やせたり、ルナアーラのファントムガードを剥がしつつ火力を下げられるバークアウトを採用した。
意地っ張りで採用したが、慎重にすると特化ゼルネアスのC↑↑ムーンフォースを確定耐えするため慎重推奨。
ここは自由枠であるが、フィールドを好き放題取らせるのが弱いと感じたこと、構築のパワーを上げるためカプ系統は1匹は欲しいと思い、最もPTにフィットすると考え採用。先制技を封じることで、こちらの追い風がより活きるサイコフィールドが偉かった。自身も追い風化で強いアタッカーになれる。
ここまでトリックルームに薄すぎたため挑発。襷による行動保証があるため守るを切ってサイドチェンジを採用していたが、立ち回りをより柔軟にするため最終的には守るにした。
143(68)-201( )-151( )-×( )-83(252)-168(168)
リーフブレード/はたきおとす/スマートホーン/せいなるつるぎ
攻撃性能だけで言えば伝説枠に匹敵する。トップメタの伝説枠に対して弱点を付ける上に速く、追い風化でBBが発動すれば止まらない。とにかく相手のガオガエンを呼び寄せるため、迅速に処理できるかがこのポケモンを通す上で非常に重要。
本来は襷を持たせて見切りを採用したかったが、テテフにとられているためDに厚く振ってチョッキを持たせて行動保証を確保した。これが非常に強く、カイオーガやジオコン後のゼルネアスにも打ち合うことが出来、伝説枠を差し置いて抜きエースになることが多々あった。間違いなく本構築のMVP。
悪戯心+追い風+挑発持ち。放置すると上からやりたい放題される。追い風は打たれても後から打てば切り返せるので、この2匹はとにかく迅速に処理する。
・特殊チョッキ
対面で誰も勝てない。テテフオーガで削り倒すしかない。非常に辛いポケモン。
・トリックルーム展開
明らかにトリパに見える場合はテテフの挑発が刺さる場面が多いが、追い風に対して切り返しで打たれると非常に辛い。
・ゴーストZ
メガがいないにも関わらず非常に辛かった。初速でこちらのポケモン全ての上を取りつつ、Zでルナアーラをワンパンしてくる。挑発持ちも多いので択になりがち。
INCでは一回も見かけなかったが、レートで一定数いた。
【感想】
以下敬体です。
INCは初日11-4、2日目9-6、3日目11-4でトータル31-14でした。
(最終レートは結果が出次第追記します)
↑一応17超えたときに撮っておいた写真。最終はたぶんこれよりちょい上くらいです。
(レベル汚ねえ)
3日間通して初手降参には当たりませんでしたが、伝説なしとはそこそこ当たったため勝率は参考記録だと思います。
個人的にはある程度満足はしてますが、イベルタル入りに対しての勝率が著しく悪かったこと、ゼルネアスに対しての立ち回りが甘すぎたことなどは反省点です。
PTの錬度も低く、プレイングも未熟ながら1700台に乗せられたので、もっと真剣に、時間をかけて取り組んでおけば上のレベルでも勝負できたかもしれないと少し後悔しています。
S14中間
現在レート
シングル 18××
前期終わりにも書いたようにシーズン序盤はボーマンダから離れ、はくしゃくさんやkebinさんが使っているカバリザの並びを使用していたが、1700から上がらなくなったので結局カバマンダを使用。
カバマンダガルドコケコゲコまでは型も含め概ねは納得しているが、@1は試行錯誤していく余地がある。
求める要素は
・対鋼への崩し性能(主にテッカグヤ、ギルガルド、メタグロス)
・受けループ及び受けサイクル対策、特にエアームド、グライオン+コケコ(特殊)受けに対してコケコと連携して崩せる駒
・ミミロップに強い
目標レート2000
ダブル
現在レート 16××
最近はあまりやれてないけど全国ダブルもなかなか面白いと思う。
色んなポケモンがいるのが一番楽しい。ストレスなくできるので息抜きがてら続けていきたい。目標レート1750
WCS
現在レート16××
こっちも最近全然できてないけどINCがあるのでそろそろ本腰入れていきたい。
抜ける実力は全く無いけどせっかく考えてPT作ったので頑張ります。
目標レート1750、INC勝率6割
3ルール手を出してるのでせっかくならスペレもやって総合にチャレンジしようかなと思ったがそこまで個体育成するモチベがないです。シャドバが楽しい。
S13
最高1904
最終お察し
中盤は割と良いペースで勝てたのに、溶かしてから終盤勝てなくなって構築解散。
そこからコロコロ弄りましたが全く勝てませんでした。
コンセプトは間違ってないような気はしましたが、単純に弱いですね。
今期も夢咲楓筆頭にカバマンダで結果残してる人もいたので、もう少し構築煮詰められるように。
S14は3ヶ月あるらしいので序盤はカバマンダ以外使おうかなと思います。勉強。
構築に欲しい要素
ひさびさにポケモンの話題
最近復帰してレートやってるのでメモ程度に。
所謂スタンパみたいな並びを組む上で構築に入れておきたい要素
①挑発
相手の展開阻害、受け構築対策。速いポケモンに持たせたい
②S操作
トリル、電磁波、S操作技など。
③襷
手っ取り早くストッパー性能or初手性能を付与できる。
"追記"
これは諸説かもしれないけど、現環境では優先したい要素だと思う。
ミミッキュがいる以上、こちらもミミッキュを軸とした対面構築を使わないなら最低限サイクルを回して皮を剥がす必要があり、その際非常に有用な削りとなる。襷枠にストッパーを任せている構築に対しても刺さる。
撒菱、毒菱は無効にされる相手がいる時点でかなりランクは落ちる。
それぞれの単体性能を落とすことなく、(≒自然に)採用できたら理想
また思いついたら追加します
スーマラ武智ととろサーモン久保田
残念極まりない。
採点に不満持つのもわかりますし、この2人がM-1にかけてきた、その舞台である意味好き嫌いに見えなくもないコメントに対して憤慨する、人生左右する舞台ですからね。分からなくもないです。
でもそれを酒の場で、ましてSNSに晒して、男らしくないですよ。
点数に関係のない悪口とか本当に最低です。
それならもっと腕磨いて、嫌いって言われた人にも笑ってもらえるような漫才作って、どうだ!って見せつけてくれるぐらいのエネルギーにして欲しかった。
特に武智は、事あるごとにM-1と口にしてきたわけでしょ?それを参加資格を失った途端に酔った勢いで公然と採点批判は、どう見ても卑怯に写りますよ。
上沼さんは言い方がどうしても贔屓があったり、好き嫌いを露骨に見せてるように思えますが、実際のところ採点基準においてはブレはないんですよね。
正統派、漫才の技術、その辺りに重きを置いている。
今回は特に発想、革新性に重きを置いた志らく師匠と良い対比になっていて、トータル7人で見ても、バランスのとれた審査員でした。
何より、批判される事も全て覚悟の上で審査員も本気で審査している。
演者は思うことはあれど、それは身内だけに留めて、審査員である前にまず芸人の大先輩として、最低限礼儀は必要でしょう。
ツイッターで謝罪しても変わらないですよ。まず本人に謝罪に行くべき。
特に久保田の文面、形だけの謝罪どころか内心は反省してないような小物臭がして、申し訳ないですが応援する気が無くなってしまいました。
あれは芸風ではなく本人の人間性で、芸人としておもしろいと思っていましたが、やっぱり人としては受け入れ難い。
嫌な面がはっきり出てしまいましたね。
芸人の尖りと片付けるにはあまりに失礼だったと思います。本当に残念だった。
M-1グランプリ2018
いやー今年も良い大会でしたね。
リアルタイムで見て、一夜明けて録画を改めて見返したので、ゆっくり振り返って行きます。
①まとめVTR。
今年は特に感動とか、涙にスポットを当ててるように見えて、それも相まってかワクワクと同時に、既に泣きそうになりました。
今年のファイナリスト発表から入るのはたぶん初めてで、今までは最後にファイナリスト発表の場面が入ってたんですが、既にGYAOで何回も見たシーンなのに、見取り図とか霜降りの涙にジーンと来ますよね。
本当に芸人さんがここにかけてるってのが伝わる。
だからM-1は熱いし、面白い。まさしく青春。
最後の武智がカメラに抜かれた場面かっこよすぎて震えました。
②笑神籤
今年からトップアスリートが引くということで、最初はテンポが悪くなりそうだから去年通りで良いと思ってましたが、結果的に良かったですね。良い緊張感を生んでたし、面白い出番順となったのでやっぱ持ってる人間は違うなと。
あと今年は放送時間が長めな分、説明などに多めに時間を割いてましたが、一番良かったのはネタ後の審査員コメントが多めにあったことですね。
放送時間が長くなった分、間延びする不安もありましたがそんなことなくたっぷり楽しめました。
③審査員
去年から上沼さん、松っちゃん、礼二、巨人師匠は続投し、新たにサンド富澤、ナイツ塙、志らく師匠が参加。
関東かつ非吉本で漫才をやってるとなるとこの辺りは妥当なラインだったかなと。
落語家さんは小朝師匠といい、他の芸人さんと違う視点で、凄く面白い評価をされるのでバランス良い7人になったと思います。
塙の内海桂子師匠イジリがほんと面白かったですw
④敗者復活戦
僕が投票したのがミキ、プラス・マイナス、マヂカルラブリーでしたが、事実上ミキとプラマイの一騎打ちでしたね。
結果ミキが上がったことに異論はないですが、プラマイ上げてあげたかった、、、
⑤ファーストラウンド振り返り
見取り図「彼女を紹介」 84点
トップ出番が特に厳しいコンビと見てたので、ちょっと苦しかったかな。
盛山のフレーズ勝負の漫才なので、ある程度客席が温まったところで出てきたらハマると思ったのですが、かなり緊張感があったのかハマってないフレーズも多かった。らしさは出てたし、フリを回収したり、あたおかとかまさに見取り図って感じのネタでした。
まっちゃんの言う通り、単純にもう少し笑いが欲しかった。
でも顔見せは出来たし、別パターンの漫才も作れれば来年以降、カムバックする可能性は大いにあるでしょう。
スーパーマラドーナ 「隣人」89点
準決勝で披露したネタらしく、初見でしたが、惜しかった。
前半田中がドアをバーンと閉めた場面でグッと掴んだですが、そこから高まる期待を超えて来ず、中盤からかなり失速してしまった。
田中を最大限に生かすネタとしてはこれ以上無かったし、考えて作ってきたってのは凄く伝わりましたが、田中を活かしすぎるあまり武智のキャラが抑えめになってしまった。
やっぱみんな田中をどやす武智が見たいんですよね。そういう意味では、ここもまっちゃんのコメントを引用するなら、ラストイヤーでこのネタではなかったかもしれない。暗いとは思わなかったですが、らしさを感じきれなかった。
でも、後述しますが、こことギャロップは塙のコメントが全てです。これからも劇場で漫才を見せて欲しい。敗退コメントも素晴らしかったし、田中がテッテレーの下りで凄く良い空気を作ってくれた。まっちゃんの言うチームワークの中心にいたのは間違いなく田中でしょう。ほんと感動しました。
かまいたち「タイムマシーン」93点
まだ会場がフワフワしてる中で、爆発もあったような気がしたし、濱家がおかしくなったあたりから一気に跳ねたと思いましたが、前半やや盛り上がりに欠けたか。
ただもっと点数はあっても良いと思いましたね。巨人師匠がやや厳しかったと感じた。志らく師匠も的確で、巧さこそ前2組と比べて際立ってたものの、歴代のトップクラスほど腹抱えての爆笑ではなかった。
そういう意味では、爆発力のこもったネタを作れない点で和牛と同じ感じになっていくかもしれないと少し不安にはなりましたね。
ジャルジャル「国名分けっこ」87点
事前にGYAOで見てしまってたこと、去年とタイプが然程変わらなかったこともあり、目新しさを感じなかった。らしさは出てるんだけど、好みは分かれるって評価に尽きる。
これを確信性と捉えた志らく師匠は評価したし、嫌いと断じた上沼さんの対照的なコメントが全てです。そういう意味では客受けを考慮しても妥当な点数でしたね。
ただ同じことをしつこいくらい繰り返して、脳内を侵してくるのはさすがジャルジャルだと思いました。ゼンチンが頭から離れません。
ギャロップ「合コン」85点
なぜハゲ推しで来なかった、、関西人はみんな生えすぎちゃう?を待ってたのに、、
ここも審査員コメントを引用するなら、M-1向きではなかったんだよなあ、、寄席とか劇場で長く見たいネタでしたね。
志らく師匠のハゲ方が面白くないがめちゃくちゃ面白かったけど、違うニュアンスで言うと、もうハゲを最大限に活かせる年齢を過ぎちゃったんですよね。
林は出てきた時からハゲてて、若い頃のインパクトたるや凄まじいものがあったんですが、この年だとまあ普通ですからね。そういう意味ではインパクトに欠けたのかもしれない。
塙のコメントには感動しました。一生漫才をやっていく仲間ってコメントは、ギャロップとスーマラには刺さったでしょう。関西の劇場をこれからも支えて欲しいです。
ゆにばーす「レポーター」84点
厳しかった、、笑
ツカミで噛んだのと、その後の川瀬のミスで客を離してしまったのをそのままつかみきれずにズルズルいってしまった。
ここも正統派に見える割にパターン化しつつあるところがあるので、もっと色んなネタを作っても良いのかもしれない。
はらちゃんの中盤の喋りとか達者でしたし、もっとはらちゃんに喋らせる漫才でも良いのかも。
ミキ「ジャニーズ」90点
会場の空気が、完全に勢い、ハイテンポを求めていたって点では最高の出番順できましたね。ネタは敗者復活戦から変えて来ましたが、亜生が上手くなったと思いました。ボケにベタさを然程感じなかった。勢いがやっぱありますね。
上沼さんのコメントがやはり賛否ありますが、概ね賛成で、同じタイプのネタできたギャロップとは、今日の出来においては大きく差を見せたと思います。
トム・ブラウン「中島くん」88点
最初見たときは、あんまり客受けしてないのかなって思ったんですが、見直すと結構ハマってましたね。もう馬鹿馬鹿しくて仕方がないw
完全に爪痕は残しましたよね。土に埋まった加藤一二三w
富澤が途中で聴くの辞めたって言ったの本当に笑いました。
志らく師匠は革新性や発想を特に重視されてるのがよくわかる。結果として点差は出てますが、ブレがないのが良かったと思います。
霜降り明星「豪華客船」98点
もう感動。素晴らしかった。正直ここまでハマるとは思ってもなかったです。
予想の遥か上をきました。
霜降りのネタは、粗品のフリップ芸と言われることもある通り、実は設定に合わせて並列的にボケを並べてるだけで、和牛やかまいたち、スーマラのような、いわゆるM-1で勝てるストーリー形式のネタではないんですよね。そこが僕はどう評価されるのかが不安だったし、面白いんだけどハマらないところも出るのかなって思ってました。
ところがこのコンビは、塙も言ってた通り、2人とも強いんです。南海キャンディーズが山里、オードリーが若林、見取り図が盛山で勝負しているのに対して、ここは2人とも力がある。僕のイメージはON砲ですね(古い
そして粗品のピン芸とは大きく違い、やはりせいやのわかりやすく、それでいて皆んなに受け入れられるストレートな表現、視覚にも聴覚にもすんなり入ってくるボケを、粗品が確実につっこむ。そのワードも、巨人師匠の言う通り、こっちの期待を超えてくる。それも飛びすぎた発想ではなく、分かる範囲で超えてきたのが本当に良かった。ここまでハマるかってぐらい、全てはめてた。打率10割でした。
パワフルでした。本当に好きなコンビだったし、贔屓目も多少はありますが言うことなかった。完璧、今日初めての大爆発を起こしましたね。
それにしても、こんなに早く霜降りの面白さが全国区で広がってしまうとは、、
去年のR-1で両者決勝に進出したとはいえ、関西でも完全に売れ切ってはない中で、一気に爆発してしまいましたね。もう少し関西で見たかったけど、東京はほっておかないでしょうね。売れますよこの2人は。
和牛「ゾンビ」94点
爆発したコンビの後、さらに最終出番、高まる全員の期待、色々厳しい状況の中、確実に掴んでくるあたりは流石の一言。このネタは準決勝まで温存して、準決勝で大ハマりしたみたいですが、僕は思っている以上では無かった。
和牛に対する期待値の高さの現れでもあるのですが、どうも去年あたりから、後半に巻き返して盛り上がることに執着しすぎて、前半から中盤がしんどく感じる。
これなら去年のウェディングプランナーの方がまだまとまりがあったと思いましたね。
後半の盛り上がりはかなりありましたが、霜降りに比べると大きな差はあったと感じました。でも今日の2番ということに異論はないです。
⑥最終決戦
ジャルジャル「均等にする」91点
これは今までのジャルジャルで一番良い漫才だと思いました。変に狙いに行きすぎることもなく、かといってメタに走り過ぎることもない、ジャルジャルの世界観の中で漫才をやってるように見えた。お互い最後までポーズやりながらはけていくところとか良かったですよ。あそこまで一つのことでやり切る度胸とか、最後まで自分たちのスタイルに拘る様が良かったです。
和牛「オレオレ詐欺」95点
オレオレ詐欺って言うよくある、悪くいえば古いテーマ。しかし古さは全くなく、和牛らしさを感じつつ演劇のような雰囲気でした。入り込める面白さがあった。2人で睨み合うところとか強弱も付いてたし、巧さが段違いで際立ってましたね。それでいて上品なのも凄い。
何より毎年期待される中、毎年違うけど、らしさを残したネタを持ってくるあたり感動です。このネタもどうやら隠してたようで、底知れぬスゴさを感じました。
ただ、爆発力、その一点においては霜降りに劣る、その印象は拭えなかったです。
このネタ去年できてたら全票優勝でしたね、、
霜降り明星「小学生」95点
紛れもなく一本目が最高だった、そして同パターンのネタしかないことも知ってたので、一本目よりクオリティを下げないかどうかだけが心配でしたが、しっかりはめてましたね。
一本目ほどの爆発力はなかったものの、確実に客は掴んでました。
このネタ何回も見たんですが、道徳のくだりがカットされてたのがちょっと残念でした。2人にはイマイチだったんでしょうか。僕は刑務所か!が好きなんですけどね。
⑦結果発表
これは本当わからなかった。和牛か霜降りだとは思いましたが、志らく師匠がジャルジャルに入れて1:3:3になる可能性も感じたし、霜降りはまだ次ある、そして二本目やや下げた、その中で和牛が上げてきたことや温情も考えると、和牛の可能性もかなり高いと思いました。
でもやっぱり霜降り、安定して二本出してきたこと、客をバッチリ掴んで離さなかったこと、爆発力も考えたらこの結果は間違ってなかったと思いました。
霜降り明星、本当におめでとう!
ただ和牛のことも思うと、本当に勝者と敗者、残酷な差がそこにはあると感じました。
負けてこの上なく悔しいはずなのに、笑顔で祝福する川西の顔を見たときに、どうしようもなく泣けてきて、霜降りが優勝した嬉しさと混ざり混ざって、なんとも言えない気持ちでした。
漫才の技術、演技力、脚本、全てにおいて和牛は間違いなく、日本一に限りなく近い位置にいると思う。
ただ、今日なんども言った通り、爆発力を秘めたネタを作れない、その一点がM-1グランプリにおいては大きく足を引っ張り続けるかもしれません。
和牛は上品すぎる。もう少し、荒くてもいいからお客さんを巻き込む熱量があれば、文句なしで優勝だと思います。
来年のことを言うのは酷だけど、また出てきてほしいと思いますね。
⑧世界一早いM-1グランプリ2019予想
今年ラストイヤー組、そしてこれから毎年優勝争いをすると思われた霜降りが一年でかっさらっていったので、来年は今年以上の世代交代が見られるかもしれません。
期待値込みで
かまいたち、和牛、見取り図、からし蓮根、たくろう、東京ホテイソン、アインシュタイン、金属バット、ネイビーズアフロ
特にたくろう、からし蓮根、東京ホテイソンは近いうちに絶対出てくると思います。
もう来年が楽しみですね。霜降り明星、本当おめでとう!!